雪割草暮らし

交配実生10年目になりました。

灰色カビ病との戦い

こんばんは。

例年だと我が家の雪割草たちは棚仕舞いの後、水やり過多になりさらに仕事終わりの夜10時過ぎに水やりをするので乾きが悪く一昨年まで灰色カビ病が蔓延していました。風通しの良い軒脇ですが、剥き出しの排水溝があり、水路勾配の調子が悪く、この時期常に下は湿っており排水溝の壁面にはスナゴケが茂っている環境です。今年は棚仕舞い後には水やりを控えており、今のところ順調です。

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玄関脇はわりかし乾きやすく、サーキュレーターも設置しているので、一昨年から病気もゼロでした。我が家はここが1番生育がいいです。(特に2段目から4段目)

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8時から11時の間に向かい面に陽があたるのがいい影響を与えているようです。殺菌も兼ねているのでしょうか😅

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そして庭の木陰のハネモノたちの生育も抜群です。(西側なのですが・・)

さて、灰色カビ病についていろいろと調べていたのですが、散った花がらには必ずと言っていいほど付くような気がします。また、シイナの取り残しや摘んだ花茎の根元やら怪しい箇所だらけです。ベンレートやトップジンには耐性菌も現れているようで、これらはまだ使用していません。今年は一度ストロビーとフルピカで株全体を綺麗さっぱりした後、棚仕舞いした後にダコニールをたっぷりかけてあげました。今のところ順調です。今年はこれからアフェット、ピクシオをためしに使ってみます。

去年、つい出来心で葉が固まり切る前、混んで間延びした実生苗の植え替えをしてしまい、梅雨入り前に弱ってしまい、一部灰色カビ病が発生し、隣近所の株にも感染してしまいました。それらは切って治療予防薬で誤魔化したのですが、棚全体ではぽつぽつと灰色カビ病が出ていました。本当に病気が発生する前の防除が大切だと実感しました。

一昨年からケイ酸資材を多く使っていますし(今年はコメリのケイサンハーフカリを導入しました。)混み合った実生苗も硬くなっており、安心だと思います。(混み合った徒長苗の春の植え替えは控えましょう。)

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また、予防としてダコニールや銅材で葉をコーティングするのがいかに大切かなんだかわかった気がします。正直ダコニール舐めてました😅

今年、これからの栽培、防除が楽しみです。