「雪割草」ってなんなの?を小難しく説明してみます。
「雪割草」とは雪を割って、咲く花全般を指しているという議論がありますよね。これ、意味の外延ですね。
「雪割草」の中にも、分類学的に、サクラソウ(「ユキワリソウ」とカタカナ表記だとサクラソウを指すことが一般的)、オオミスミソウ、ミスミソウ、ケスハマソウ、スハマソウ等がメジャーです。これ意味の内包って言います。(以前はショウジョウバカマやセツブンソウ、キクザキイチゲ、イチリンソウ、フクジュソウ、オウレンなども「雪割草」と言われていたと聞きます。[特にキンポウゲ科]いまではスプリングエフェメラルで統一されている感じはします。)
私はこの内包のなかでも特に(趣味家や生産家からしてみれば当たり前ですが)「スハマソウ属特にオオミスミソウ」を「雪割草」だと推していきたいです。外延まで到達するくらい。私の中でそのくらい「雪割草」は「スハマソウ属特にオオミスミソウ」なんです。趣味家や生産家はもっとこだわっていると思います。
今は「雪割草」もだいぶ内包から外延に移動してきていると感じます。分類学的には仕方がないですが、趣味家のみなさんや生産家のみなさんのおかげで「雪割草」=「スハマソウ属特にオオミスミソウ」の地位が確立されつつあります。
わたしも見習いたいです。そして「雪割草」=「スハマソウ属特にオオミスミソウ」ということをもっと推していきたいですね。このブログのURLにも「hepatica」とあるでしょ?ヘパティカは肝臓の形を指すらしいのはダサいから秘密です。
近頃のネットユーザーがおもしろおかしく使う用語的にまとめると「『雪割草』は概念」です。いや。ほんとに。あえてカッコ入れしてあるのも「雪割草」は概念だからです。いや、ほんとですよ?
増田文学みたいですねw
雪割草とは ってカッコいいですね。
内藤さんが書いてます。イカす。