初跳について
言わずと知れた初跳のこと。
雪割草愛好家なら知らない人はいない花です。
しかしながら、ビギナーや交配を行なっていない人から見たら、なんぞやという気持ちもわからないでもないです。
まず、初跳とは、山木原種「初鏡」と山木原種「跳珠」を交配させたものを言います。番号が振ってあるって?それは作られた方が番号を振ったもので、出回っているのは、その割株のはずです。
親があれば、自分でも作れます。有名どころは初跳Aとか初跳5-5とか初跳7-7とか初跳17-17とか初跳18-18とかです。
なぜ番号が○-○になっているのかはわかりません。
おそらく、もっとも名の知れた三段咲き(中間タイプ含む)の実績親です。
相関図作成アプリがあったので作ってみました。矢印が初鏡から初跳に出ているのは仕様です。初鏡から種が取れたということでそうなっているということで許してください。
初跳はどんな交配にも使えます。花型、草姿、大きさ、色(対比含む)、全てが補完できます。白覆輪、すだれ三段が主流ないま、なぜ今更?な花のような気もしますが、悪い癖が特に見当たりませんので、一度は初跳を絡ませた交配をしたいものです。ちなみに我が家では初跳5-5をセルフすると、中間タイプの薄赤緑複色千重がちらほら出ます。いわゆる跳珠に似た通常の三段は全然出ません。標準花を♀親にした三段F1と絡めるとバランスが取れるのではないでしょうか。やっぱり、初跳はいい親ですよ。
こういった感じで交配親を紹介していければと思います。
それでは。