白覆輪千重咲の親
咲いていました。
セルフで赤白覆輪千重が出る実績親だそうです。
今日はほんまさんとこの赤白覆輪の標準花何鉢かに中越さんから来た彩蝶系の唐子咲を交配できました。赤白覆輪の唐子咲が一つあると便利だなと思い、作ろうかなと思い立ち、交配してみました。実るかしら😯
標題の千重咲の親を作るためにまずは雌しべが花弁型に綺麗に開く唐子を作らないと思ったからです。二段から追う方法もありますが、どうせなら二段と唐子で交配したF1をたくさんつくればいいじゃないということで。白覆輪の唐子咲とか😨何年かかることやら🤦♂️今年はこういった唐子交配が多くなると思います👌買えれば早いのですが、なかなかありません😥
宮桜の花茎の伸びをどうしようか問題
花茎が伸びる問題、みなさんもお悩みかと存じます。(馬系や王様系なんかもその一つですね。鉄馬も使いやすいですが、その後が不安です😧)
宮桜、いま出回っている親苗は2005年に新潟大会で鈴木さんが賞を取ったものの割株だそうです。
宮桜は白覆輪ブーム、雪割草ブームを再加熱した花ではないかと、話を伺いました。まさにそのようなインパクトのある大変素晴らしい花なのですが、いかんせん、花茎が伸びる癖があります。これは、温度が低くても伸びていく傾向があり、どうしても締まりのある姿にするのが難しいです。具体的にこの花を!というものはありませんが、宮桜の血が入ったものを交配するならば、花茎の伸びない性質があるものを選びたいものです。
また宮桜を全く入れない交配も花型や大きさが物足りない気もします。交配の中でも一度でいいから入れたいものです。むしろ一度しか入れない方がいいと、アドバイスも受けています。一度血を入れた中から遅咲き且つ花茎の太くまっすぐ立つ白覆輪を選別し、それを使いましょう🙆♂️
岩渕さんオリジナルの三段咲き(熱唱とか炎環とか紫紋とか富嶽とか夢春とか)のFの選別漏れなんかを♀に使ってみても面白いかもしれません。その中から白覆輪が拾えれば、大きくなり、ビシッと立つものも出てくるはずですし、三段咲きの先の交配にも使用できるかもしれません。三段のF1は見れたもんじゃない花が多いものですが、それがF2にもなりそして宮桜の血も入り選別までして・・なんてなれば数も蒔いているはずで必ず拾えるものは出てきます👌
それにしても、宮桜の花型や色対比、大きさ(葉もデカい)はとても魅力的ですね。紅小春F(岩渕さんの花で、締りもよく、花茎がビシッと立つ)と宮桜を交配した素晴らしい白覆輪が我が家にはありましたが、残念ながら枯れてしまいました😨
岩渕さんの話ばかりですが、そのくらい岩渕さんの花で名前の付いているものはビシッとしてます。
趣味でやるといろいろなところから仕入れることができるのでそれはとても素晴らしいことだと思っています。
鈴木さんの宮桜
よく聞く"ピンク三段F1"とは?
こんばんは。
雪割草界隈でよく聞く"ピンク三段F1"のこと。なんぞそれという感じだったり、ご存知の方はなにを今更という感じですが、口伝えではわからないことも多いものです。
雪割草育種界隈で言われる"ピンク三段F1"という固有名詞は、Kさんが作出した(ピンク日輪×黒姫)のことです。
オークションでも親に使われている個体が出てたり、結構見ますね。
この花は中々いい親のようで、いろんな三段や三段親の銘花を作り出してきました。おそらく黒姫の弁化能力がすごいのでしょう。
いろいろな黒姫F1を見たり実績を聞いたりしていますが、黒姫F1の弁化能力はピカイチのようです。F2になっても選別さえうまくできればその血は強いようです。
欠点(二段弁、三段弁が濁る、いわゆる黒姫顔)もあるようですが、初跳なんかでカバーできそうです。
近頃我が家にお嫁に来たこの花。初跳でカバーできた例です。ちゃっかり白覆輪👌
(きらめき×黒姫)×(初跳5-5)
いいものが出てます。ちなみに花粉も取れそうです🙆♂️
ちなみに"きらめき"
我が家に(きらめき×黒姫)も迎え入れてしまいました😏
どのような形であれ、これから三段交配をやろうかなという方。黒姫F1があるとなかなかいいのではないでしょうか🙋♂️仙人の銘花にも黒姫がバッチリ組み込まれてましたね。妄想が膨らみますね💁♂️こういう感じだったんだろうなー🤦♂️とかいうね🤔
それでは。
最近心揺れた花の話②
[藤牡丹]
原種千重咲きの中でも手持ちでいま一番お気に入りの花です。昭和60年、寺泊とあります。ヨネックスカントリーができる前ですかね🤔あのあたり、一面雪割草だったと聞いたことがあります。
私が生まれる前にもう見つけられていたっていうのはスゴい・・😨
写真を見ると草姿がどうも・・って感じですか😧じっくり花上げしたいですね。
今年、育てる機会に恵まれたので、今後作上げに挑戦してみたいと思います。
大株で締まって咲かせたい花容です🙆♂️
最近心揺れた花の話
こんばんは。
シーズンも迫ってきました。
過去の笹沼さんの写真集を見ていたらステキな花がありました。
第3集(平成7年)です。
[蛍狩]
白覆輪の千重咲きです。ほんのりピンクのチークをしたかのようななんとも可愛らしい花容です。今は絶種しているのでしょうか。その後、写真集には出てきていません😧
近頃はこういう花を作る素材を集めています🙋♂️
花型は文句なし。抜群ですね。草姿はどうだったのでしょうか。気になります。平成7年、この頃だと原種なのかな?とも思ってしまいます。
こんなのが山にあるのかよ!すげーな!嘘でしょ!でも平成7年だしな🤔
と写真を見ながら何度も何度も心の中でツッコミました。
とても欲しいです。だれか持っている方、いませんか?
初跳について
言わずと知れた初跳のこと。
雪割草愛好家なら知らない人はいない花です。
しかしながら、ビギナーや交配を行なっていない人から見たら、なんぞやという気持ちもわからないでもないです。
まず、初跳とは、山木原種「初鏡」と山木原種「跳珠」を交配させたものを言います。番号が振ってあるって?それは作られた方が番号を振ったもので、出回っているのは、その割株のはずです。
親があれば、自分でも作れます。有名どころは初跳Aとか初跳5-5とか初跳7-7とか初跳17-17とか初跳18-18とかです。
なぜ番号が○-○になっているのかはわかりません。
おそらく、もっとも名の知れた三段咲き(中間タイプ含む)の実績親です。
相関図作成アプリがあったので作ってみました。矢印が初鏡から初跳に出ているのは仕様です。初鏡から種が取れたということでそうなっているということで許してください。
初跳はどんな交配にも使えます。花型、草姿、大きさ、色(対比含む)、全てが補完できます。白覆輪、すだれ三段が主流ないま、なぜ今更?な花のような気もしますが、悪い癖が特に見当たりませんので、一度は初跳を絡ませた交配をしたいものです。ちなみに我が家では初跳5-5をセルフすると、中間タイプの薄赤緑複色千重がちらほら出ます。いわゆる跳珠に似た通常の三段は全然出ません。標準花を♀親にした三段F1と絡めるとバランスが取れるのではないでしょうか。やっぱり、初跳はいい親ですよ。
こういった感じで交配親を紹介していければと思います。
それでは。
あけましておめでとうございます。
今年も目一杯楽しみたいです。