秋の植え替えが始まりました。
先ずはヤマシャクから始めています。
雪割草の植え替えよりも簡単でストレスフリーで楽しいです。(雪割草は数が多いわ、はかまを取らねばならないわで結構気を使い、私の場合、大株なら1鉢20分くらいかかってしまいます。ストレスフリーではありません。)
ヤマシャクであれば枯れた葉をチョキンときってザーッと洗って殺菌バケツにドボンして鉢にザーッっと土入れて元肥入れてトントンと整形してバイデート入れて、チョキンとした部分にトップジン塗ってはい終わり、と5分以内で終わります。
雪割草パーフェクトブックが出ますね。楽しみです。
それでは。
(写真は残暑のメダカたち)
まだまだ残暑、「バッタを倒しにアフリカへ」を読みました。
お久しぶりです。
なかなか更新できずにいました。
夏の暑さに雪割草たちもけっこうやられてしまいました( ; ; )まだまだ残暑なので、気を抜かないでいきたいです。
先週の土、日と家を空けていたのですが、扇風機のよく当たる場所はやはり乾いていました( ; ; )タイマーにしていましたが、そろそろいいのではと、止めました。今年は枯らさないコツをけっこう勉強しましたので、来年度に活かします。つくづく思いますが、基本は春によく日に当て、間延びさせず葉をバリバリに固めることが大切ですね。葉が硬いと管理が楽です。あと、雪割草は夏に休眠するので日光はいらないといいますが、日光がないとカビなどの雑菌が発生し、巡り巡って良くないと感じました。一軍たちは、東向きで、朝日50%程度の遮光で育てています。風通しでカビなど改善できれば一番ですが、我が家にはその環境がありません。。。そのくらいの遮光なら土も乾き毎日水やりしても怖くありません。だんだん環境がわかってくるもそれでも枯れてしまいます。。。
センチュウ防除については、一軍は気を使っているのか、全く出ません。
どうしても管理が雑になってしまう2軍以下の育成選手たちや、買ってからフルに交配させて植え替えせずに安静にしていたつもりのものなんかは枯れます。また交配に使ったものなんかは間延びしてしまい体調不良で葉が落ち、うまく蒸散できず枯れます。腐った根茎をほじくるとネグサレセンチュウが見られます。
どうしたものか( ; ; )
工夫しなければです。
夏はやることが水やりと観察くらいなので、気晴らしに過去の趣味の山野草をドサっと買いました。雪割草は今のように取り上げられていません。
また最近読んだ本を紹介します。
とても面白くてあっという間に読んでしまいました。応援したい研究者です。
まだ2017、残されていますが、マイベスト新書に決定しました。昆虫系では若手昆虫学者四天王の一人、丸山宗利さん(若手昆虫学者四天王とは第4回ニコニコ学会βシンポジウムむしむし生放送プレゼンター四人のことです。)の「昆虫こわい」がまだ積んでありますが、圧倒的な圧倒感で圧倒され、見事バッタ本が2017年マイベスト新書に決定しました。
読んでいる最中、夢を見させてくれます。雪割草は夢の花とよく言われますね。「夢」がつく銘花が多いですよね。夢があるから育てています、雪割草。
近頃の若者は夢がないとか言われますが、そんなことないですよ、とこの本を差し出したい。圧倒的夢の質量で圧倒させたい。
あとは溢れ出る主人公感がすごい。きっと民族衣装バイアスだと思います。(うそです。主人公感の真実はこの本に書いてあります。)また文章のシュールさがいいです。そのわりに勇者的ストーリーを作り出せています。まさに打倒バッタ物語の主人公です。溢れ出る夢に向かって進んでいく姿は圧巻です。さすがモーリタニア国はてな郡はてな村住民。そこに行けばどんな夢も叶うらしいです。椎名誠もびっくりです。本当に頑張ってほしいところです。バッタ博士を布教するため、博士の収入確保のため、読後また3冊買いました。ほしい人がいたら言ってください。「バッタ本ください」と。
それではまた。
Web2.0と園芸
ちきりん氏の記事を見てそういえばなぁと思って書きます。
いまやWebの普及で園芸についての情報もかなり多くなっており、若い人でも簡単に手を出せるようになりました。ありがたいことです。
かなり端折りますが、Webは高速道路と、梅田望夫さんが書いておられます。
言及も多いですね。さて、Webのおかげでセミプロのような人が多く生まれるとは一般的に言われるようになっていますよね。先ほどの高速道路の話ですが、高速道路の先では大渋滞が起こっています。つまりセミプロがたくさんいるということです。そこで、これ以上卓越するために、どうするかと考えるわけです。
- 高速道路を降り、別のルートで行く
- 高速道路を進み続ける
- 目的地を変更する
- 目的地がそもそもわからない
などいろいろ考えるわけです。
堀江さんの新著「多動力」でも「80%レベルのセミプロならすぐなれる」と言及しています。
「80%のセミプロ力を身につけました。」
その先は自分で考えなければなりません。80%のセミプロ力を数多く持つか、100%にいかに近づくかなど考えなければなりません。園芸でも同じです。プロはすでに先へ、先へと進んでいます。
それとはまた別の話ですが、私(我々)が飽きずにやれているのはそういった先人達が切磋琢磨して新しい価値を生み出してくれているからでもあります。
やまくささんしかり笹沼さんしかり、こういった先人が文化を作っていってくれています。少しでも近づけるよう頑張るのも一つ、違う道を見つけるのも一つ、いろいろな考えが廻ります。
なんというか、駄文になってしまいましたが、これからも私の園芸ライフは続きますよ。
次の駄文は文化についてですかね。
「文化は成長し、進化し、優れたものになっていく」というヘーゲル的進歩史観は間違いである。というようなことを江戸の園芸を事例に書いてみたいと思います。ただし、そもそも文化は相対的であるということは補足しておきます。まぁ、そのあたりは美学の話になるのでしょうか。美学については全く何もわかりません。それでも相対の極から見える景色はどんなものでしょうか、という話にも触れてみたいですね。それこそポストモダン的な考え方です。育種園芸文化はポストモダン的考え方とマッチしており、それで私も魅力を感じ熱心に取り組んでいるところです。
なぜ若いのにそんなことしてるの?ということをよく言われますが、ガチで答えるとマズいなぁ、と自覚もしています。
実生新花、期待の子
自己流園芸ベランダ派
最近園芸エッセイしか読んでいません。
純文学風な描き方のエッセイはちょっと硬派で進むのが遅くなりがちですが、最近のライトな感じのエッセイは読みやすくて面白いです。
ライトな感じ
これはちょっとヘビーな感じ
ボタニカルライフ
お昼休憩に読んでいます。
カレルチャペック的な園芸エッセイ。
hiphop好きとして共感できる部分が多いです。
そうそう、昨日、仕事が終わった帰り道、「植物は向こうからやってくる」と荻巣さんの本の中で書いてあったことをボヤーっと考えながら歩いていたらウメの実がボトッと私の目の前に落ちてきたんです。「おっ、これは、こういうことなのか?!なんてタイムリーなんだ!」と思って拾い蒔こうと思いましたが、向かいに人が歩いており、スルーしてしまいました。蒔いたらもしかして斑入りなのかなとか、素心なのかなとかいろいろ考え、寝床につきました。今日の朝、通勤中にまだその実は落ちていました。どうも拾って欲しいように見えて気になります。よし、拾うぞ!と思いましたが、またすれ違う人が!結局拾えずにいました。今日の帰り道は、用事でその道は、通っていません。
とても気になっています。
明日の朝はどうでしょうか。
楽しみです。
世界ラン紀行
これもヤラレました。
この表紙のパフィオなんかを自生地で見れたらアドレナリン出まくりですね。
凄い人ばかりです。
幻の植物を追って
荻巣氏まさにクレイジージャーニー。
こういう紀行、集めています。
表紙のヘレボルス・チベタヌスですが、自生している姿にぶっ倒れた人がいるという話にニヤニヤしてしまいます。
素晴らしい一冊でした。
ファルコネリの功績も凄すぎます。